伊舎那天(いしゃなてん)
天
仏教の
十二天の一つで、東北方角を司る護法神です。
元はインド神話のシヴァ神に由来し、仏教では大自在天(摩醯首羅)の化身とされ、顔に三つの目があり、左手にどくろ杯、右手に三叉戟(さんさげき)を持ち、黄色い牛に乗り、どくろの首飾りをつけた忿怒相(ふんぬそう)で表現されます。
欲界の第六天(他化自在天)の主。諸々の魔衆の主。

【役割】
胎蔵界曼荼羅の東北隅に配されます
凶暴な性格の神々を従えて東北の方位を守護し、病や悪運の潜むといわれる鬼門を守っています
悪縁や腐れ縁などのわずらわしい人間関係を絶ち、離縁するための強力な護符とされています
しつこく付きまとう疫病神を退治し、自由で平和な人生を取り戻す強力なパワーを秘めています。
十二天の神々
帝釈天(東):インドラ神
火天(東南):アグニ神
焔摩天(南):ヤマ神
羅刹天(西南):ラクシャサ神
水天(西):バルナ神
風天(西北):ヴァーユ神
毘沙門天(北):クベーラ神
伊舎那天(東北):シヴァ神
梵天(天):ブラフマー神
地天(地):プリティヴィー女神
日天(日):スーリヤ神
月天(月):チャンドラ神
ご利益
しつこい人間関係を解消したり、疫病神を退治して平和な人生を取り戻す
- 四天王|弁才天|勧喜天(聖天)|深沙大将|迦楼羅|吉祥天|鳩摩羅天|十二神将|善女龍王 |大黒天 |摩利支天
- 十二天(じゅうにてん)とは、真言密教において、世界の八方(四方四維)と上下、日・月の計12の空間・方位を守護する12の仏教の善神(護法神)です。インドの古代神話の神々が取り入れられたもので、特に「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」などの重要な密教儀式で壇上に掛けられ、悪魔を伏して仏法を守る役割を持つ。
- 胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)は、真言密教(空海が伝承)において『大日経』に基づき、大日如来の慈悲が世界へ放射される様子を描いた図像。正式名称は「大悲胎蔵生曼荼羅」。母親が胎児を育むように、衆生の仏性を育て悟りへ導く理(真理)の世界を表し、金剛界曼陀羅と共に「両界曼荼羅」として本尊とされる。