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名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

山幸彦(やまさちひこ)彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)  

一夜で懐妊した木花佐久夜毘売が身の潔白を表明するために火を放った小屋で出産したことから、名前に火がついている。580歳の長寿


・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと):駒形神社小野神社箱根神社若狭彦神社和多都美神社鹿兒島神宮鹿児島神宮霧島神宮南宮大社
・彦火火出見命(ひこほほでみのみこと):青島神社
・彦穂々出見尊(ひこほほでみのみこと):熊野本宮大社
・日子穂穂出見命(ひこほほでみのみこと):菅生石部神社
・日子穂穂手見尊(ひこほほでみのみこと):粟鹿神社
・日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうかやふきあえずのみこと):鵜戸神宮
・小若子神(こわくこのかみ):梅宮大社
・天津日高彦火火出見尊(あまつひこひこほほでみのみこと)
・火折尊(ほのおりのみこと)
・火遠理命(ほおりのみこと)

父:瓊瓊杵尊
母:木花開耶姫(このはなさくやひめのみこと)
妻:豊玉姫(とよたまひめ)
子:鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
兄:火照命(ほでりのみこと)海幸彦、火須勢理命(ほすせりのみこと)
神武天皇(初代天皇)の祖父
山の猟が得意

兄の火照命ホデリは海幸彦となって海で漁をしていた。
三男の火遠理命ホヲリは山幸彦となって、山で狩りをしていた。

ある時、弟の山幸彦が道具をかえようと、兄の海幸彦にお願いした。
何度もお願いしてやっと取り替えてもらったが、山幸彦は魚を一匹も釣れないどころか兄の釣り針を失くしてしまった。
兄の海幸彦が道具を戻そうと言ってきたので、弟の山幸彦は事情を打ち明けて他の針を返そうとしたが、「元の釣針を返せ」と言って受け取ってもらえなかった。

山幸彦は困り果てて海辺で泣き悲しんでいると、シオツチの神がやってきて尋ねてきたので、理由を話すと、小舟を造って山幸彦を乗せ、綿津見神ワタツミ(大綿津見神、別名:豊玉彦命)の神の宮殿まで行ったら、そこの木の上で待ってなさいと言った。
やまさちひこ
木の上で待っていると、トヨタマヒメの侍女が出てきて声をかけてきたので、水をくれと頼み、自分の首飾りの玉を口に含み、水の中に吐き入れると、玉が器から取れなくなった。
侍女はそのままトヨタマヒメへ持っていった。
一体誰なんだと思いつつトヨタマヒメは山幸彦を見に行った。
すると、とても麗しい人だったのでお互い一目見るなり恋に落ちた。
それから父のワタツミの神に伝えるとニニギの御子とわかったので家に迎え入れ、ワタツミは娘のトヨタマヒメを妻にさしあげた。
彦火火出見尊
山幸彦はトヨタマヒメとの結婚式を挙げ、それから3年この国にに住んだ。
3年たったある日、山幸彦は生まれた国でのことを思い起こして嘆いていたので、心配になった綿津見神ワタツミの神はなぜ嘆いてるのかきいた。

初めて3年前の出来事を聞いた綿津見神ワタツミの神は、海の魚たちを集めて山幸彦が海で無くした針のことをきいてみた。
すると、喉に棘が引っかかってつらいと言っている鯛がいるといので、鯛を調べてみるとその釣り針がでてきた。
ワタツミの神は、山幸彦が兄の海幸彦に釣り針を返すときに、兄をこらしめる呪いの言葉を教えてあげた。
そして、サメ達に誰が一番早く山幸彦を兄のところへ送れるか聞いて、一日で送れると言ったサメに山幸彦を乗せて地上の故郷に帰らせた。

ワタツミの神の言う通りに兄に釣り針を返すと、海神が言った通りに兄はどんどん貧しくなっていった。
山幸彦は海神から授かった潮満珠潮涸珠を使い、兄を懲らしめた。
繰り返し懲らしめたところ、兄が山幸彦に「宮殿の守護となりあなたを守る」と約束した。

豊玉姫へ続く

山幸彦を祀る神社:
青島神社 (宮崎県宮崎市):海幸彦・山幸彦伝説の舞台であり、山幸彦である彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)を祀っています。
潮嶽神社 (宮崎県日南市):海幸彦を主祭神として祀っています。
和布刈神社 (福岡県北九州市):関門海峡を見下ろす場所にあり、山幸彦を祀る神社として知られています。

関連

  • 海幸彦(うみさちひこ)は、海での漁を得意とするホデリノミコト(火照命)の通称です。山幸彦(ホオリノミコト)の兄で、釣針を巡る争いの後、弟に仕えることになったとされる、隼人族の祖神と伝わる神様です。
  • 火照命(ホデリノミコト)は、日本神話の「海幸彦・山幸彦」物語に登場する神で、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの間に生まれた長男です。別名「海幸彦」として、漁(海)を司る神であり、南九州の原住民である「隼人(はやと)」の祖先とされる存在です。
  • 潮満珠(しおみつたま)とは、潮の満ち引きを操る力を持つ不思議な宝珠(ほうじゅ)のことで、「干珠(かんじゅ/しおひるたま)」と対になって語られます。これを海に投げ入れると潮が満ち、干珠を投げると潮が引くという強力な呪力を持つとされ、忌宮神社(山口県下関市)の「満珠島・干珠島」の由来にもなっています。
  • 潮涸珠(しおひるたま/しおふるたま)とは、神宝で、海水を引かせたり(潮を干かせたり)する不思議な力を持つ玉